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八 木 禧 明 & 公 子
その6 最 終 編 ノルウェイ〜デンマーク
BERGEN 〜 DENMARK COPENHAGEN
Bergen = ベルゲンでは高速道路はすべて無料にも拘らず町中にはいる車を規制するためにバスは10クローネ=約200円、乗用車は5クローネの通行税をとっている。ベルゲンは1299年までノルウェーの首都であった。現在ベルゲンの人口は22.3万人である。
白夜のまちベルゲンのエドワードグリークホテルに到着、しかし外はまだまだ明るく時間の感覚がマヒしてしまったようだ。
ベルゲン市内観光の最初は、ノルウェーの大作曲家グリーク博物館、ベルゲンの南の林と湖に囲まれた中にひっそりと立っている。作曲をしていたと言う離れ家は湖を見下ろせる閑静なたたずまいである。
800年の歴史のあるベルゲンはバイキングの街だ、北ドイツと通商条約を結んでいたハンザ同盟の都市であった。
ここからはノルウェーの北の方で捕れた乾燥タラや塩、ドイツからは穀物を持ってきて交易をしていた。
ベルゲン港前に16世紀当時ハンザ商人が交易に使っていた木造の交易所(倉庫兼住居)がハンザ博物館として公開されていて乾燥タラが天井からぶら下がっているほか馬油の計量樽など当時の交易の状況を演出している。
港の前はブリッゲン地区と言われており、(ブリッゲン=Bryggen=岸壁・埠頭という意味)ここではは夕方の4時まで魚市場として賑わっている。
ここでは数多くの魚が並べられており、やはりその中でもキャビアが観光客の目を引いている。
トロイエン山展望台
キャビァには、ノルウェーキャビアとして売られているのがダンゴ魚から捕ったものが多く、ウラル海で捕れるロシア産・イラン産のちょう鮫のキャビアとはまた違うものだ。その他さけ・シシャモのキャビァも並んでいる。ほかには白マスの薫製や大きなたらの身、それに甘えびは山のように盛り上げられていてやはりメーンはキャビアと甘えびだ、甘えびはノルウエーの北の方の大西洋の深海で捕れるものが一番美味しいと言われている。
トロイエン山からベルゲンの街を見下ろす
トロイエン山にはケーブルで登る。展望台から見下ろしたベルゲン港と街並みは本当に美しい。そのあとベルゲンの街中を散策途中でビールを飲み、名物の甘エビをビニール袋にいっぱい買って、港を眺めながらぜんぶ平らげた。
ベルゲンのフレースランド国際空港からDENMARK COPENHAGENへは約1.5時間のフライトだ。
DENMARK COPENHAGEN
デンマークは島国、そしてコペンハーゲンも島である。21時30分まだまだ西日がまぶしい。
デンマークではGoddag ゴッディー = こんにちは、
Tak タック= ありがとうの意味だ。
Mercur Hotelを出発してコペンハーゲンの市内観光に出かける。
コペンハーゲンには現王室が春と秋に使っている1719年に建造されたバロック様式のフレーデンスボー城やデンマークで一番美しいといわれ、いまは国立歴史博物館となっているルネッサンス様式のフレデリックスボー城がある。
そのころにこの海峡を守る要塞として築かれたのがこの城である。ここからはオアスン海峡を隔ててスエーデンのヘルシンボリまでは約5キロメートルである。
またここでは、城跡に建てられた国会議事堂や証券取引所そしてコペンハーゲン市議会の建物はどれもクリスチャン四世時代に造られたもので400年以上の歴史を刻んでいる。
この国では日本と違って投票率は平均83%と高く、国会議員の約30%は女性でありその内大臣が7人である。また平均年令は若く60才以上は6人と少なく、反対に30才以下は7人もいる。
このあとゲフィオンの泉を見て、アンデルセンの童話“人魚姫=リトルマーメイド”はカールスバーグのビールで知られたカール・ヤコブセンが資金を出し、彫刻家のエドワード・エリックセンがノミを振るって作り上げたものである。
アンデルセンに童話でお馴染みの リトルマーメイド
コペンハーゲン市庁舎前から歩行者天国になっている市中心部のショッピングストリートであるストロイエを歩く、ここには約1Hの周辺におよそ2,000軒もの店が並んでいる。
またここは歩行者天国の元祖でもあるそうな。ともかくロイヤルコペンハーゲンに向かったが、この辺りの高級専門店はそのほとんどが6時で閉店、外には歩けないほど多くの人通りがあるのに・・・である。お金もないが折角の期待がはずれてしまった。やけくそになりレストランのテラスでビールを飲んでホテルに帰った。
19:20 チボリ公園でのディナーに向かう。チボリ公園はMercur Hotel =メルキュールホテルからは歩いて5分に距離なのにバスで送ってくれる・・・という本当にご丁寧なところである。
白夜を楽しむ北欧のツァーも、このチボリ公園でのディナーでまたまたビール&ワインパーティで盛り上げてこのツァーも終わりとなる。
24:00 ホテルに帰った。明日はいや今日のモーニングコールは5:30である。あとは関西空港まで、またお決まりのエコノミーシートで我慢がまんの時間があるのみだ。
北欧の地図を頭において今回の北欧ツァーのおさらいをしなくては・・・と思いながらも、ともかく次の旅行の夢でも見る方が先っと・・・ベッドにもぐり込んだ。
北欧編はこれで終りです
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